ウクライナの被害、東大教授が3D画像で解説…高校生「現実感わいた」

Emotional, Burning, Unlimited Tuned Laboratory

東京・大手町の読売新聞ビル3階で24日、東京大学大学院の渡邉英徳教授が、ロシアによる侵略で破壊されたウクライナの建物などの3D画像を大型ディスプレー「リキッド・ギャラクシー」に投影しながら、ウクライナの状況を解説した。

渡邉氏はウクライナの被害のデジタルアーカイブを制作している。訪れた福岡女子商業高校(福岡県那珂川市)の2年生約20人を前に、「戦争は国対国の争いだが、生活している人たちがいることを忘れないでほしい」と訴えた。

同校の生徒(17)は「ウクライナは自分では足を運べず、ニュースを見るだけで遠い所と感じていた。立体的な画像を見て現実感がわき、近く感じられた」と話した。