新聞の存在感が、すごい勢いで世の中から失われている。
5,400万部を記録した1997年の総発行部数は2022年に3,000万部にまで落ち込み、44%もの減少になったほどだ。
当然、主要各社の売上も大幅に落ち込んでおり、今なお底が見えない。
その理由について、メディアはどこも判で押したようにこんな分析をしている。
「インターネットやスマホの普及で、新聞が読まれなくなったからだ」と。
紙媒体としての新聞については、確かにその通りだろう。
しかし断言できるが、新聞各社の売上が減少し続けているのは決して、インターネットやスマホが普及したからではない。
単に経営陣が世間の感覚からずれていて、今もなお間違っているからである。
なぜそんなことを、断言できるのか。